低血糖症症状とその対処
低血糖症の症状を語る上で糖尿病薬の副作用とは区別して考えなければなりません。
糖尿病薬の副作用で低血糖になるのと低血糖症で低血糖になるのは別の話です。
原因が全く別ですので、同じ物として知識を得ようとしていると対策に矛盾が生じてしまいます。
しっかりとその原因を知ったうえで、低血糖症の症状をつかみとりましょう。
精神への作用~低血糖症の症状~
脳が活動するための唯一のエネルギーはブドウ糖です。
脳は体全体の血糖の20~30%を消費します。
低血糖状態になると脳を守るため体のエネルギー消費を抑えようとして眠気が出てきます。
脳は脳全体で1つの働きをするのではなく、脳の箇所、部位によってさまざまな仕事に分担されています。
- 1.記憶を管理する部分
- 2.感情をコントロールする部分
- 3.心臓の鼓動や呼吸をコントロールする部分
脳の箇所によってこれ以外にもさまざまな仕事に分担されています。
この中でも人間が生命を維持するのに最も重要なのは3の心臓の鼓動や呼吸をコントロールするなどの自律神経をつかさどっている部分です。
低血糖時には生命維持にかかわる脳の部位に優先的にブドウ糖が使用・分配されるため、感情や欲求をコントロールする脳の部位への栄養が足りなくなり、感情や欲求のコントロールが難しくなります。
一方、低血糖状態になると血糖値を上昇させようとしてアドレナリンとノルアドレナリンというホルモンを分泌させます。
この2つのホルモンには血糖値を上昇させる作用がありますが、情緒をコントロールする脳の部位を刺激し、感情的興奮を引き起こしてしまいます。
この感情的興奮には次のようなものがあります。
- 怒り
- 憎しみ
- 敵意
- 焦燥感
- 恐怖感
- 落ち込み
- 悪夢
- 不眠
- 自殺観念
低血糖状態になることにより脳のエネルギー不足を引き起こし、アドレナリンなどの感情的興奮を起こさせる作用により脳全体の機能のバランスが悪くなり感情をコントロールできずに「キレる」症状を起こす原因となります。
低血糖状態となってアドレナリンとノルアドレナリンが分泌されると身体と精神・感情への影響はかなり強力なものとなります。
低血糖とホルモン
低血糖の症状を知る上で知っておくべき次の3つのホルモンがあります。
1.アドレナリン
ストレス反応の中心的役割を果たし、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度を上げる作用などがあります。
主に
- 恐怖や不安を感じた時
- 緊張や興奮状態の時
- 空腹時
- 運動をしている時
- 怒っている時
- 悲しんでいる時
によく分泌されます。
「動物が敵から身を守る」というような状態に相当するような感覚を全身の器官にもたらします。
スポーツの試合で次のような経験はありませんか?
脚を捻挫していたけれど、試合中は痛みを一切振り払い集中していて良い結果が残せた。
このような場合は、体内でアドレナリンが大量に生成されていて、そのために怪我や緊張を一切振り払うことができた可能性が高いのです。
2.ノルアドレナリン
役割や生成過程などが違いますが、アドレナリンと似た作用をします。
ノルアドレナリンは、「怒りのホルモン」や「ストレスホルモン」とも呼ばれています。それは、強いストレスや痛みを感じた時にいち早く分泌され、集中力を高めたり、精神を高揚させてストレスを回避する方法を見つけようとする働きをするためです。
ドーパミン
「快感や多幸感を得る」、「意欲を作ったり感じたりする」、「運動調節に関連する」といった機能を担う脳内ホルモンのひとつです。ドーパミン作動神経は主に快感を得たときに活躍する神経なのですから、逆を言えば、ドーパミンを分泌させること=快感を得ることでもあるのです。
この3つのホルモンは通常、次の時間帯に分泌されます。その推移を表します。日内変動といいます。
朝4~5時頃分泌が始まります。
10時ごろに分泌が最高になります。
15時ごろに分泌が終わります。
上記3つのホルモンと同じような時間帯で低血糖をコントロールするコルチゾールというホルモンも分泌されます。
午前中はアドレナリンやコルチゾールが分泌されているので、仮に低血糖がおきても低血糖症の症状は表面に出にくいのです。
15時以降の時間帯以降はこれらのホルモン分泌が低下するため低血糖症の症状が如実に現れます。
反応性低血糖症の人などに、16時頃の震え、落ち込み、だるさといった症状を訴える人が多いのはこのためです。
低血糖症の人はお腹が減る前に、間食をとる必要があります。
症状が出てから間食をとるのではなく、お腹が減る前にとるのがポイントです。
なぜかといえば、上記3つのアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンは血糖値を上昇させるために分泌されますが、これは血糖値が下がりきったときではなく、血糖が降下をしているときに分泌されるのです。
低血糖症症状(震え、だるさ、空腹感)が出ている時はこれらのホルモンが分泌された後です。
低血糖症の症状を発生させないためにもお腹が減る前に間食をとるべきなのです。
精神に影響を及ぼす低血糖症症状
低血糖症は精神面と肉体面に症状がでます。
低血糖症に化学医薬品は存在しません。低血糖症は食事療法で治ります。
以下、一時的な対処を記載しているところもありますが、特に記載がない場合は食事療法で根本的に治していくしかありません。
まずは精神面の症状とその対処法を見て行きましょう
アドレナリン分泌で攻撃的行動を起こす~低血糖症症状~
低血糖状態で分泌されるアドレナリンは攻撃ホルモンとも言われています。
- 怒り
- 敵意
- 暴力
といった攻撃的な感情を発生させてしまいます。
アドレナリンが過剰分泌されると、本人は気づかずに次のような行動傾向、表情が現れます。
・周囲の状況を配慮しない
・一点を凝視する表情になる
・目が据わった表情になる
アドレナリンが分泌されると闘争心がかき立てられ、攻撃的行動に出てしまいやすくなります。
低血糖症の症状の1つです。
ノルアドレナリン分泌でうつ的衝動を起こす~低血糖症症状~
ホルモンの1つであるノルアドレナリンは
- 恐怖感
- 自殺観念
- 強迫観念
- 不安感
といった否定的な感情を発生させます。
通常はこのような感情を起こすホルモンが分泌されると、最終的に脳で判断・調整しそれにふさわしい行動をとります。
しかし、低血糖状態で分泌されると、脳の理性的判断をする部位がマヒし理性的判断が困難となり、脳からの抑制がきかない状態に陥ってしまいます。
このときに低血糖症の症状の1つである「キレる」症状が出てしまいます。
低血糖症はノルアドレナリンの分泌によりパニック障害に似た症状もでてしまいます。
具体的には次のような症状です。
- 突然起こる激しい動悸や発汗
- 頻脈(ひんみゃく:脈拍が異常に多い状態)
- ふるえ
- 息苦しさ
- 胸部の不快感
- めまい
- このままでは死んでしまうというような強い不安感
このような症状がでた場合は、飴、砂糖、お菓子やジュースなど糖分がたくさん入った食べ物を食べると血糖値のさらなる乱高下を招きますので逆効果です。
あわてず低血糖の症状かもしれないと自分に言い聞かせ、おにぎりやナッツ類などを食べるようにしましょう。
そして血糖値が正常になり症状が回復するのを待ちましょう。
このような症状が出た時には自分だけで対処するのは難しいこともありますので、周囲の人に理解ある対応をお願いしておくとよいでしょう。
体力を消耗するような仕事やストレスが多そうな会議に出席する場合は前もってタンパク質をたくさん含む食べ物を食べておくとパニックにまで陥らないで対応できるでしょう。
プロテインを摂取しておくのも良いです。ただしこれはあくまでも一時的な対応ですので、これを繰り返しただけで低血糖症を完治させることはできません。
性格が本来の自分と異なる、性格の異常化~低血糖症症状~
自分は怒りっぽい性格、落ち込みやすい性格と思っていた人が、低血糖症の治療をして徐々に治っていくと本来の優しい明るい性格が前面に出てくるようになります。
低血糖症の治療は食事療法ですが、治療が進み精神面、肉体面で癒されていくと、さまざまな面で自信もついてきて、自分の力で良い性格を形成し、保ち続けることが可能となっていきます。
低血糖症は脳のエネルギー不足をおこし、アドレナリンやノルアドレナリンといった感情を左右させるホルモンの過剰分泌をしてしまうので、性格が本来の自分とことなって性格となってしまう場合があるのです。
元々人間は怒ってはいけないと思っていても感情的になってしまいます。どうすることもできない心の動きに輪をかけて低血糖症が心に邪魔をします。
低血糖症が原因で感情的にならなくて済むように低血糖症を治すことが重要になってきます。
感情の抑制ができない~低血糖症症状~
家族に対して暴力をふるったり、奇声をあげたりしてしまう症状は無反応性低血糖症の方に多いと言われています。
これはアドレナリン、ノルアドレナリンによって、急激に感情の変化を引き起こしてしまい考える間もなく行動を起こしてしまうからだと言われています。
正しい判断ができない~低血糖症症状~
低血糖時には脳のエネルギー不足やホルモンの分泌により正しい判断ができなくなります。
休息が必要なのに逆に体を使って働き続けてしまうケースなどがあるようです。
自分の体の疲れを察知できず、自分の体にとって適切な対処ができなくなっているのです。
自分は低血糖症という病気であり、正しい判断ができない時や感情的になってしまうことがあることを周囲の人に伝えておくことが必要な場合もあります。
もしパニックになってしまった時には周囲の助けが得られる可能性が高いからです。
低血糖症は食事療法で治せるし、治療が進めば、すい臓の機能が回復し、ホルモン分泌も正常になり、正しい判断が出来るようになり、感情的にもなりにくくなることも伝えておくのが良いでしょう。
引きこもり~低血糖症症状~
低血糖症は肉体面もさることながら脳、精神面に大きな症状がでてくる病気です。
引きこもりになってしまった時には「頑張らなくては」という気持ちがかえってプレッシャーになり良くありませんので、ゆっくりと体調の改善をはかることが大事です。
自律神経失調症~低血糖症症状~
低血糖症は時に自律神経失調症と間違って診断されます。
無反応性低血糖症では絶えずアドレナリンが分泌され、過剰分泌とそれによる枯渇が起こります。
これがうつ症状につながると言われています。
実は体が疲れているということに気付かない~低血糖症症状~
アドレナリンは1つの物事を完全に成し遂げようとする感情を駆り立てます。
実際は体力の低下があるのに、血糖値が下がってアドレナリンが分泌され、仕事をやりつづけてしまう感情に駆り立てられます。
自分は平気だと感じていても、体力的には消耗しているのです。
自分の体力の上限と疲れを認識できず、休息を取らずに仕事をつづけ、後で寝込んでしまうということも低血糖症の症状としてあるとの事です。
健康の認識基準が低い~低血糖症症状~
低血糖症の人は自分の健康に関しての意識が低い傾向にあると言われています。
健康体へと回復させることよりも仕事に関心がいってしまいがちなのです。
もしかしたらアドレナリンにより脳が興奮を受けている状態かもしれません。
自分が低血糖症だと判断できるなら十分に体を休めることを心がけましょう。
物事を後悔し、自分を責めてしまう~低血糖症症状~
低血糖症の症状の1つとして、失敗に対する絶望感が強く、自分を強く攻めてしまいがちです。
運動や日光浴をし、とらわれやすい感情を解放するよう心がけましょう。
周囲の人もこのような症状があることも分かってあげ、いたわってあげるようにしてください。
感謝、感動の心に疎い~低血糖症症状~
アドレナリンの分泌により心のゆとり的なものが欠如してしまう傾向にあります。
ものごとの良さを味わうこと、楽しいこと、美しいこと、他人との調和など豊かな感受性が乏しくなりがちです。
心の動きというのは自分の思いでコントロールできるものではありません。
こういう症状があるものということを理解し低血糖症を治そうと心がけましょう。
幻聴、幻覚がある~低血糖症症状~
アドレナリンやノルアドレナリンが酸化されると幻覚を起こす物質へと変化してしまいます。
このため低血糖症の症状としては幻聴、幻覚が起こる場合があります。
低血糖症専門医による治療方法としてはナイアシンを用いることでそれらの酸化を軽減し、低血糖症の方の幻聴幻覚が軽くなることがあるそうです。
血糖値が急落する1時間前に軽食を摂り、アドレナリンの分泌を抑えていくことも対処法の1つです。
不眠と悪夢~低血糖症症状~
アドレナリンやノルアドレナリンが日中多く分泌されると寝つきが悪く頭がさえて不眠に陥ることがあると言われています。
特に15~16時に分泌されないよう気を付けるべきです。
コーヒー、たばこなどのカフェイン類によってもアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。
これらのホルモンが多く分泌されると、夢を見ることが多くなり、特に怖い夢を見ることがが多くなるようです。
ビタミンB6とマグネシウムは悪夢を抑制できる助けとなりますので、意識してこれらの栄養が多く含むものを食べるよう心がけましょう。
肉体面に及ぼす低血糖症症状
低血糖状態となり血糖値を上げるために分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンは体にさまざまな影響を及ぼしそれが低血糖症の症状となって現れます。
- 手足の冷え
- 呼吸が浅い
- 眼の奥が痛む
- 動悸がする
- 頻脈
- 狭心痛
- 手足の筋肉のけいれん
- 失神発作
- 月経前緊張症
- 手指の震え
- 締め付けられる頭痛や偏頭痛
- 発汗
- 顔面蒼白
- 体重減少
- 胸痛
- 便秘
- 立ちくらみ
- 意識障害
- 痙攣
- 目前暗黒感
- 日光がまぶしい
- 甘いものが無性に食べたい
- 胃腸が弱い
- 口臭がある
- ため息
- 生あくび
- 異常な疲労感
- 起床時の疲れ
- 日中特に昼食後の眠たさ
- 集中力の欠如
- めまい
- ふらつき
- 物忘れがひどい
- 眼のかすみ
アドレナリンは心拍数、心拍出量の増加、血糖の上昇、代謝の亢進させます
ノルアドレナリンは主として血管収縮作用に関与して働きます
アドレナリンとノルアドレナリンの分泌により、精神症状と肉体症状が生じますが全く症状が出ない人もいます。
血管収縮による症状~低血糖症症状~
- 頭が締め付けられる
- 手足が冷える
- 冠動脈が狭くなり狭心痛をおこす
- 脳動脈が急激に収縮して脳虚血状態になり失神を起こす
- 眼のまわりの血管収縮により網膜の細胞にブドウ糖が不足し目の奥が痛む
- 血管の収縮により脳に栄養が行かなくなるため頭痛、ふらつきがある
- 後頚部、後頭部にかけて張っていくような痛み
動悸、手足の震え、発汗、冷や汗~低血糖症症状~
おにぎりやナッツ類を食べてしばらくすると症状は改善されます。
不安定な呼吸~低血糖症症状~
アドレナリンの分泌により呼吸が浅くなる場合があります。
貧血があると症状は重くなります。
呼吸はゆっくり腹式呼吸をするようにしましょう。
腹式呼吸とは胸を膨らませた状態で呼吸をすることです。
横隔膜の力により呼吸をします。
そうすることで血液中に送り出される酸素も無駄にならず、副交感神経も刺激されます。
体温の上昇、冷え~低血糖症症状~
ノルアドレナリンが分泌されると体温が上昇します。
この時からだは冷えを感じます。
悪寒として震えを起こすこともあります。
体温の上昇は風邪を引いた場合など、たくさんの病気が原因となる場合があるのでまずは病院に行きましょう。
慢性疲労と思考力低下~低血糖症症状~
低血糖症の症状には多くの人に「疲れやすい」という症状が出ます。
血糖値が低いため脳をはじめ体全体にエネルギーが行きわたらないからです。
血糖値が下がった状態では、脳神経が興奮した後、元に戻るためのエネルギーが不足します。
そのため、集中力が無い、物忘れがひどいなどの症状が起こります。
脳の栄養であるブドウ糖が少ないだけでなく、血糖値を上げるためのアドレナリンが血管を収縮する為、脳内の栄養はますます乏しくなります。
その結果、思考能力が低下するということになります。
朝起きられない~低血糖症症状~
低血糖症の症状として異常な疲労感、朝起きられないといったものがあります。
低血糖のためエネルギー不足であると同時に体内の血糖調整がうまくいかずホルモンの分泌も乱れ、気力・体力ともに欠如した状態になるからです。
これが繰り返されると慢性の疲労感を招きます。
体が不調であると食欲も落ちます。
運動量も減り負のスパイラルに陥ってしまいます。
不調な時でも栄養摂取が大事であることを認識し積極的に栄養を摂取するよう心がけましょう。
湿疹やアレルギー、関節炎~低血糖症症状~
慢性的に低血糖になっていると、アドレナリンなどのホルモンを分泌する副腎が疲弊してきます。
副腎が疲れ栄養も足りなくなるので、湿疹、アレルギー、関節炎などの症状が悪化します。
食後の眠気~低血糖症症状~
低血糖の人の食後の眠たさは、食後、急に血糖値が下がるからです。
血糖値の変動を少なくするために、食事をする時は野菜類から食べるようにしましょう。
食前1時間前くらいに少しの間食を摂るのも眠気対処法の1つです。
食後のインスリン分泌が緩やかになり、血糖値の急落を防ぐことが出来ます。
めまい、ふらつき、物忘れ~低血糖症症状~
脳の血流が悪くなることによりめまい、ふらつき、物忘れの症状がでます。
脳動脈硬化症、その他脳疾患、更年期障害、鉄欠乏性貧血も同じような症状が起こります。
低血糖症ではこれらの症状が時間の経過で変化しやすく、症状が出たり、症状が消えたりします。
三半規管の弱い方は低血糖時、回転性めまいを起こすことが多いようです。
例えばケーキを食べた直後にぐるぐる目が回ってしまうという症状が出るようです。
眼のかすみ~低血糖症症状~
眼のレンズを調節する部分にエネルギーが十分行きわたらないために起こります。
- 物がかすんで、はっきり見えない
- 物が二重に見える
- 光を眩しく感じる
これらの症状はおにぎりやナッツ類を食べて血糖値を上昇させると良くなります。
甘いものが無性に食べたくなる~低血糖症症状~
血糖値が下がっている時または、自律神経が不調で食欲中枢が正しく働かない時に起こります。
低血糖症の人は甘いものが食べたい衝動にかられて甘いものを食べてはいけません。
おにぎり、ナッツ類を食べるか、牛乳を飲んでしばらくすると落ち着いてくるはずです。
甘くないと感じるお菓子であってもよくありません。
お菓子には食品添加物、合成着色料などいろいろな物が入っていますから低血糖に限らず体に良くないからです。
胃腸が弱い~低血糖症症状~
アドレナリンが分泌される時間帯にお腹が冷え、腸から血液へのガスの吸収も悪くなりおなかが張ってきます。
冷えを感じた時には温かいものをとるようにしましょう。
口臭がある~低血糖症症状~
口臭は腸の悪玉菌がガスを放出し、血液に吸収され肺を通る時に、呼吸と同時に口から排出されたものであることがあります。
腸内のガスがそのまま口から出ることもあります。
緑黄色野菜、腸内の善玉菌を増やす食品、酵素の多い生野菜、味噌を食べましょう。
偏頭痛~低血糖症症状~
低血糖時には脳がエネルギー不足となりますから、脳にエネルギーが行くように多くの血液を心臓から送り出します。こうして送り出されたたくさんの血液が血管壁を圧迫することが偏頭痛の原因の1つと言われています。
偏頭痛は血管が拡張しているので、頭を冷やすと効果があります。
偏頭痛は貧血体質でも起こりやすいです。
筋肉痛~低血糖症症状~
低血糖症では持続的な筋肉痛と共に血糖値の変動に伴って時間的に変化する筋肉痛を起こします。
筋肉が絞られる、固くなるといった症状で体は冷えています。
歩く、ラジオ体操をするなど運動をしましょう。
一気にやりすぎずに徐々に自分に合わせて運動をする習慣を身につけましょう
ため息や生あくび~低血糖症症状~
ため息や生あくびは低血糖によって低下した脳の機能を回復させようとし、刺激をあたえるために体がおこなっていると考えられています。
あくびをすることで酸素が体内に取り込まれ、脳に必要な酸素を供給しようとするのです。
眼球の痛み~低血糖症症状~
目の周りの血管の収縮によって栄養が十分いかないために起こります。
低血糖症の治療には運動と栄養
低血糖症にはいろいろな症状が起きてきます。
低血糖症を治すのに重要なのは運動と栄養です。
まず運動を挙げているのは、真っ先に栄養食品やサプリメントに走ってしまう人が多いからです。
まずは運動をして、体を元気にしていく必要があります。
そして栄養が必要です。
栄養は低血糖症に限った話ではありませんが、世の多くの人がミネラル不足になっています。
低血糖症もミネラル不足が原因でなっていると考えられます。
小手先の対処を繰り返すよりも、ミネラル豊富な自然食品の摂取を増やしていく方が治りは早いです。
自然食品と表現しているのは、食品添加物が入っているとミネラルを体外に排出してしまいますし、化学肥料で栽培された野菜や穀物にはほとんどミネラルが入っていないからです。
サプリは人間が作った物です。
サプリで単体の栄養素をとったとしても、過剰摂取で体に害となるといけませんし、化学的に合成されている栄養素であるなら体に害を及ぼすものもあります。
やはり人間には自然なものがあっています。
まだまだ未解明な栄養素も多く、分かっていないことも多いですので、自然なものから栄養を摂取していく方が得策であると言えます。
テレビで良く、「新発見!○○の食べ物に入っている栄養素はこんなに効果があった」というのが度々放送されていますが、どんどん新しいことが分かってきているということは裏を返せば、分かっていないことだらけなのです。
ミネラル不足を補い、膵臓を回復させ、根本的に低血糖症を治したいのなら次のページをご参照ください。
3つだけ実践すれば治る!低血糖症の治療と対処
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