低血圧 改善
朝起きれない低血圧の原因と症状、改善するには
目次
低血圧とは
低血圧とはどんな状態?
低血圧の原因
低血圧と血液循環の重要性
低血圧の症状
低血圧を改善し、治す方法
低血圧を治せる薬
低血圧とは
あなたは朝なかなか起きれず、遅刻寸前の時間になってどうにか目が覚め、出勤しても途中のことは覚えておらず、仕事が始まっても10時くらいまで頭の回転が悪くてぼーっとしていて、お昼ぐらいになってやっとエンジンがかかってくるというようなことはないですか。
立ち上がろうとすれば立ちくらみ、めまいがして全身がだるいというようなことがあればそれは低血圧かもしれません。
低血圧とは読んで字のごとく血圧が低い状態のことを言います。
血圧とは心臓から送り出される血液が血管の壁を押す圧力のことです。
わかりやすく言うと、低血圧は体のすみずみまで流れる血液の流れる勢いが弱い状態のことを言います。
血液は体の隅々まで栄養や酸素を送り届け、体にとって害となるものは回収するなどの役目を担っています。
心臓から送り出される血液の流れる勢いが弱いと、脳や手足の先など体の隅々までちゃんと血液が届きません。
体、特に脳は血液不足、酸素不足、栄養不足に陥り、十分に活動するだけのエネルギーがもらえないので、さまざまな支障が出てきてしまいます。
脳に支障が出るという事は、朝が起きられない、めまい、頭痛をはじめとして多岐に渡るさまざまな症状が出てきます。
これが低血圧症と呼ばれる生活習慣病の1つです。
低血圧が起こる原因、症状とその改善策についてお伝えします。
低血圧とはどんな状態?
血圧を分かりやすく説明すると
血管は末端にいくほど細くなり、最終的には毛細血管となって広がっています。
基本的にはひとつの袋に心臓というポンプがついていると考えてください。
血圧とは、この袋の圧力のことで、ポンプの力、すなわち心臓の血液を送り出す力が強ければ、高く、弱ければ低くなります。
この時、袋にあたる血管が柔らかく、広がった状態であれば、血圧は下がり、血管が硬く狭くなっていれば、血圧は高くなります。
一般に、心臓のパワーは一定していますが、男性の方が女性より心臓の収縮力が強いので、女性の方に低血圧が多くなります。
血液は心臓から全身に送り出さますが、その時の血液の量や、血液が血管を通るときの力強さを「血圧」と呼びます。
血管内の血流量が増え、血管内に圧力がかかると血圧が高くなります。その際の最も血圧が高くなった時を最高血圧と呼びます。
反対に、血管内の血流量が減ると、血管内にかかる圧力は小さくなります。その際の最も血圧が低くなった時を最低血圧と呼びます。
血圧を測定するときに上が130で下が90ですと言われたら、最高血圧が130で最低血圧が90ということになります。
血圧の単位はmmHgで表されます。
低血圧の代表的な症例
低血圧で悩む人の多くは、朝起きられないことを訴えます。
- 家族に揺り起こされても眠り込んでいて全く目が覚めない
- どうにか起きて動いていても半分眠っているため通勤中の記憶がない
- 午前中くらいはぼーっとして仕事が手に付かない
血圧が低くて、脳への血流が乏しいために、脳が十分に活動するだけの血流量をもらえないために起こります。
低血圧の数値
いったい血圧がどれくらいの数値の人のことを低血圧というのでしょうか。
医学書には最高血圧(心臓が収縮した時の血圧)が100mmHg以下であるとされています。
しかし、110mmHg以下までを低血圧と判断される場合もあります。
血圧の数値が低い人(低血圧)であれば全ての人が低血圧症とは限らない
血圧の低い人すべてがたちくらみやめまいなどを起こしているわけではありません。
血圧が100mmHg以下であれば低血圧と言えます。
しかし血圧が低いことが原因で症状が出ていないのであれば低血圧症ではないと言えます。
これとは逆に血圧の数値が110mmHgをほんの少し超える人がめまい、立ちくらみといいた症状を訴える場合は低血圧ではないけれど低血圧症であるともいえます。
血圧は緊張や考え事など些細な出来事でも変動しますので、同じ程度に血圧が低い人でも、要因次第では症状が現れる人もいれば現れない人もいます。
低血圧の原因
低血圧はなぜ起きるのか?
低血圧は生活習慣病と言われています。
生活習慣病とは高血圧、高脂血症、動脈硬化症、糖尿病、がん、心筋梗塞、脳梗塞などです。
これらは死因の上位を占める病気で、まだまだ未解明なことが多いのです。
なぜ生活習慣病は起きるのでしょうか?
次のようなことが考えられます。
- 生まれ持った遺伝的体質
- さまざまな生活習慣の問題
- 食べ過ぎ、飲みすぎ
- ストレス
- 感染
生活習慣病は生活習慣の影響もあります。
- 不規則な食事
- 偏食
- 小食
- ミネラル不足
- タンパク質不足
- 運動不足
- 皮膚の鍛錬不足
- 入浴嫌い
- 家の中に引きこもりがちな生活
- 外気にふれず日光にあたらない生活
- 夜更かししてしまう
体質と生活習慣により心臓の力が弱くなり、体の末端の血流が悪くなりいろいろな症状が出てきます。
低血圧の原因は2つのタイプがある
血圧が低いのには2つのタイプがあります。
- 血液を全身に送るポンプである心臓の血液を押し出す力が弱いタイプ
- 静脈に血液が溜まってしまっているタイプ
動脈に対し静脈には4倍の血流があります。
静脈に血液が溜まってしまうと、心臓に戻る血液が減るため血圧が低くなります。
静脈にたまった血液は痛みを起こす物質を産出するなどさまざまな悪影響を体に及ぼします。
低血圧と血液循環の重要性
人間も含め地上のすべての動物は体内にくまなく血液が行きわたることで生きて行くことが出来ます。
私たち人間が健康に生きていくためには体の60兆個もある細胞全てに血液によってまんべんなく酸素と栄養素を送ることが出来、細胞からでる炭酸ガスと老廃物を捨て去ることができることです。
全身をめぐる血管や血液、血液を送るポンプである心臓など血液循環に関する器官は、栄養を全身に送り、老廃物を捨てるために存在します。
動脈硬化は動脈がかたくなり、血液循環がわるくなる症状です。
その結果心筋梗塞、脳梗塞を引き起こし、がんの発症や転移にも関係します。
糖尿病も血液循環が悪くなるためにさまざまな合併症を起こします。
低血圧は血液循環に障害のある代表的な疾患なのです。
低血圧の症状
同じ血圧異常の病気である高血圧は動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中など致死的疾患につながることは多くの人がが関心を寄せ知っていることと思います。
高血圧とは反対の低血圧の症状とはめまいや立ちくらみ程度しか知られていないことが多いようです。
しかし、低血圧は非常に広範囲に体に影響を及ぼしてしまいます。
頭のてっぺんからつま先まで各細胞に十分に血液の供給があってはじめて健康を維持できます。
その供給が十分でないのが低血圧ですので、全身のどこにどんな症状がでても不思議はありません。
低血圧は慢性的な疾患ですので身体的な症状に加え、高血圧と違い周りの理解度も低いため、精神的にも社会的にも影響が出てしまいます。
低血圧による脳循環の障害からくる症状
- 立ちくらみ
- めまい
- 身体動揺感
- 頭痛
- 頭重
- 失神
- 眼精疲労
- 不眠
低血圧による心臓を中心とした循環器症状
- 動悸
- 息切れ
- 胸痛
- 不整脈
- 頻脈
- むくみ
低血圧による呼吸器症状
- 呼吸困難感
- 過喚起発作
- 胸痛
- 胸部の不快感
- 息切れ
- ため息
- 空気飢餓感(エレベーターなど狭いところに入ると息苦しくなる)
低血圧による消化器症状
- 胃部不快感
- 胃のもたれ
- 食欲不振
- 下痢
- 便秘
- 腹痛
- 悪心
- 嘔吐、吐き気
低血圧による慢性の痛み
- 頭痛
- 肩凝り
- 四肢末梢痛
- しもやけ
- 非定型顔面痛
- 腰痛
- 舌痛症
- 顎関節症
低血圧によるその他の身体的な症状や疾患
- 眼が疲れやすい
- 顔色が悪い
- 夜間頻尿(3回以上)
- 排尿時の失神
- 下肢の静脈瘤
- 耳鳴り
- 難聴
- 頸部緊張感
- 性欲減退
- インポテンツ
- 冷え性
- しもやけ
- しびれ感
- 全身倦怠感
- 疲労感
- スタミナがない
- 入浴時不調
- 朝起きれない(寝起きがつらい)
- 午前中不調
- 顔色が悪い
- 乗り物酔いを起こしやすい
- 低体温
低血圧による精神的症状
- 不安感
- 恐怖感
- うつ状態
- 適応不全(不登校状態、出勤不能状態など)
- 神経質
- 些細なことを気にする
- 精神的に不安定
- 協調性に欠ける
- 健康に自信がない
- 健康に気をかけすぎる
- いらいらしやすい
- 怒りやすい
- 過剰適応しやすい
- 取り越し苦労
- パニック障害
- ストレスに敏感
- ストレスに弱い
身体的作用、精神的作用はすべて発症するわけではなく人によってまちまちであり、このような作用があるから低血圧、このような作用がないから低血圧とは言い切れません。
これら精神作用は全てが低血圧が原因とは言い切れるものではありませんが、どれかの症状がでているようなら低血圧を疑ってみるべきです。
低血圧の人は繊細で過敏である人が多いと言われています。
これは前向きにとらえれば繊細で感受性が高いということになります。
感受性が高いために悪い方向へ考えが向かってしまうと、豊かな感受性をムダにしてしまうことになります。
良い方向へ考えを向けることができると、創造的な人生を作ることができます。
低血圧は大きく4つに分けられます
- 体質性低血圧
- 本態性低血圧
- 起立性低血圧
- 症候性低血圧
体質性低血圧
低血圧があっても日常生活に支障がない場合を言います。
低血圧であっても日常生活に支障がないので、特に治療の必要はないと言えます。
しかし、自分で分からくなってしまうくらい自分の身体症状や精神状態を心の奥に抑え込んでしまっている人も多いようです。
低血圧によって実はきつく、つらいのに社会に適応するために、人よりもがんばりムリを重ねて、自分の感情を抑え込んでしまっていたり、自分の体の異常さえ自分で気づかないくらい無意識のうちに抑え込んでしまっている場合もあると言われています。
こういった場合には突然死や脳梗塞、心筋梗塞、がんの発症など悲惨な結末に終わってしまうことが多いのです。
低血圧の人は繊細である分、感受性が高い分、能力的にたいへん高い可能性を秘めています。
個人や家族はもちろんの事、社会的にも大きな損失となってしまいますので、
本人の頑張りで症状が無いようにみえるだけで実はさまざまな症状を持っているなら、我慢しないで改善するための対策を行って頂きたいのです。
本態性低血圧
寝た状態や起きた状態など体位に関係なく低血圧で、低血圧の症状が現れます。
起立性低血圧
寝た状態では正常な血圧値なのに立ち上がると21mmHg以上低下するものを言います。
原因不明の突発性起立性低血圧と原因があって発症する症候性起立性低血圧があります。
症候性低血圧
低血圧を起こす原因疾患があり、そのため低血圧になってしまうものを言います。
低血圧を改善し、治す方法
生活習慣を改めて低血圧を改善する5の手段
生活を規則正しく
睡眠をたっぷりとりましょう。
早寝、早起きに心がけましょう
朝がつらい方は特に夜更かしは禁物です。
朝食をとるようにしましょう。
牛乳1杯でも構いませんのでとるようにしましょう。
放置せずに積極的に改めて行きましょう
疲れた時は無理せず休息をとりましょう
疲れをため込まないようにすることが重要です。
血圧が正常の方や高血圧の人に比べて低血圧の人は活力、体力などの容量が小さ目です。
人と同じように肉体面に影響がでるほど肩を並べて競ったり、虚勢をはらず、まずはありのままの自分を受け入れ無理しないレベルで仕事をがんばっていきましょう。
午前中はあまり肉体的にきつくない仕事をし、昼食後には可能であれば昼寝を30分したあと、軽く汗を流すくらいの運動を30分くらいするのが理想的です。
調子がよくなったからといってムリをしすぎない
低血圧の人は低血圧が改善でき調子が良くなってくると、うれしくてついつい頑張りすぎてしまいます。
その反動でどっと疲れがでてしまうことがあります。
あせることはありません。ゆっくり徐々にやっていきましょう。
適度な運動を心がけましょう
運動は心肺機能を高め、筋肉を鍛えることになりますので全身の血液循環を良くします。
楽しくなければ続きませんので、ムリせず楽しくするということが重要です。
全身運動、特に水泳がおすすめです。
水泳は心肺運動として最適です。
水中は浮力があり、体が動かしやすく、下半身に水圧がかかり、水の冷たい刺激がありますので、皮膚の静脈の血管運動神経を収縮させることにもなります。
水圧により静脈の血液を水圧で圧迫し、心臓に戻る血液を増やします。
水中散歩だけでも効果があります。
朝起きた時シャワーにかかりましょう
朝、起きて頭と体を起こすためにシャワーを浴びるのは良い手です。
しっかりとお風呂に入ると疲れますので、軽く浴びるのが良いと思います。
シャワーの最後は冷水シャワーを浴びて冷たい水で皮膚を刺激しましょう。
一気にやりすぎないことが重要です。
無理せずできる範囲で行っていきましょう。
食事を改めて低血圧を改善する2つの方法
現代病は全てミネラル不足が原因と言われています。
低血圧症も現代病の1つです。
であれば、低血圧はミネラルで治せます。
自然塩
自然塩については↓ページをご参照ください
低血圧は食事で治る!~自然塩~
ミネラル
ミネラルは鉄やマグネシウム、カルシウムといったミネラル類はもちろん必要です。
ここでいうミネラルは多種多様なミネラルを指します。
現代人は慢性的なミネラル不足です。
ミネラルについては↓ページをご参照ください
低血圧は食事で治る!~ミネラル~
低血圧を改善する薬
大元の原因から根本的に低血圧を改善する生薬
低血圧は未解明なことが多いのです。
現代医学ではまだその大元の原因は分かっていません。
しかし、血圧異常の1つである低血圧を根本的に改善し治せる生薬があります。
生薬とは天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく体質の改善を目的として用いる薬の総称である。
(Wikiから抜粋)
現代医学で治せなかった私の体の現代病を1つまた1つと治して言ってくれているのはまぎれもない、いくつもの薬草なのです。
低血圧を改善できる薬草、それは・・
タラノキです。
タラノキの新芽であるタラノメは山菜の王様とも言われるほどで、特にてんぷらにするとすごくおいしいものです。
知っている方は多いでしょう。
そのタラノキが低血圧を改善してくれる薬なのです。
タラノキの薬効といえば、糖尿病によく効くというのが有名ですが、血圧異常も治してしまうすばらしい薬効を持っております。
この血圧異常を治してくれるタラノキと同じように血圧異常を治してくれるどくだみをブレンドすることでさらに治りは早いのです。
そしてもう1つ管理人がよく摂取している薬草ドクダミも低血圧を改善させることができます。
ドクダミの専門書に記載されていますが、ドクダミ茶をしばらく飲んでいると高血圧の人は血圧が下がり、低血圧の人は血圧が上がります。
どくだみ茶に血圧を安定させる作用があるのではなく、血液をきれいにし、カラダの悪いところを治し、低血圧が治るのです。
タラノキにしてもドクダミにしても2、3回飲んだだけでは改善しません。
軽い低血圧の人でも3か月~半年ほどかかります。
重度の人は数年(2~5年くらい)飲み続けることで確実に低血圧を改善させることができます。
現代医学はどういった仕組みで病気が治るのか解明できない場合、病気を改善させる薬として認定しないことになっています。
自然なものが人間には合っていますから、健康になれるのであればそれを受け入れ試していくのが良いのではないかと私は考えます。